信濃山形自転車倶楽部

TEMPELMUUR
Ronde van Kiyomizu.
Criterium du Kaida.

Legarsi Igname Web

28
2016  20:20:00

イナーメ信濃山形のサイクルジャージについて

結局のところ"うちの子がかわいい"ということに落ち着くのですが、イナーメのサイクルジャージが出来た背景や内情を知らない立場を逆利用して、無手勝流に分析もどきをしてみたいと思います。


■イナーメ信濃山形のサイクルジャージはインダストリアルデザイン

デザインには大きく分けて2つあるかと思います。美術や芸術(fine art)としてのデザインと、商品や製品(applied art)としてのデザイン。己を表現する芸術家なのか影に徹する工業デザイナーなのか、デザインする人の立ち位置で大きく変わってくる部分です。

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WAVE ONE さんより

イナーメ信濃山形のサイクルジャージの特徴というか、特性というか、強みというか、それは"工業デザイン"や"工業意匠"に徹して作られているということです。簡単に言うなら機能美。このサイト右のプロフィール画像にもある様に、強力なアイコンとなるポテンシャルを持っています。


■イナーメ信濃山形のサイクルジャージとは

推測の域を出ませんが、デザインした人はロードレースでの選手の見せ方について良くわかっている方だと思います。全体的なデザイン、書体、色彩等々、"レースの現場でどうみえるのか、レースの現場でどう映えるのか"、そのジャージ単体ではなく、全体的なレースの中で相対的にどう見えるかを意識してデザインされている様に感じます。

設計図としての平面的なデザイン、衣装としての立体的なデザイン、この辺りは誰もが注目する部分かと思います。ですが、イナーメ信濃山形のサイクルジャージのデザインは"全力で走っている状態で完成する"様に出来ています。しかも遠目からでも識別できる配置や配色で。今回『Jプロツアー』公式ソングで良くわかった様な気がします。

サイクルジャージではないのですが、デザインが同じサーモジャケットにて。
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WAVE ONE さんより

そして、手、脚、身体にラインや文字が大きく入ることで、近くでも遠くでも選手の動きや状態が良くわかります。

また、背中の大きな" i "が真っ直ぐではなく曲がっていることで見つけ易くなっています。ロウソクの炎の様な1/fの揺らぎ。チームを象徴する印" i "が横ではなく縦に長いことも、後ろから識別し易い要因になっています。

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グレースケールにしてコントラストを強めにすると
jpro303d.jpg
色彩情報が無くてもデザインで識別できることがわかります。

①選手を識別すること②選手の状態を確認すること③選手同士がお互いを認識し易いこと、それらを主目的として組み上げられたデザインあり、闘う現場で有効なデザインなんだと思います。

逆を言えば他の選手からも認識されやすいデザインということにもなりますが、チームメイトとも他の選手とも"つながって"しまうというあたり、Legarsi(つながる)の名に偽りなしという感じでしょうか。もしかしたら宿命の様なものなのかもしれません。

イナーメ信濃山形のアーキテクチャ(設計思想)と言っていいかもしれません。


■イナーメ信濃山形のサイクルジャージの完成系

イナーメ信濃山形には何種類かサイクルジャージのデザインがありますが、個人的に"バランスが良くて美しい"と思っているのがイナーメフェミニン(イナーメ女子部)のデザインです。

top201602b.jpg

小さい画像で見ても、それと認識できるところが素晴らしいです。
icon_ignamefeminine2016.gif

ただ、機能オンリーはそれはそれで美しいのですがちょっとだけ寂しいので、フェミニンには背中や肩のところに白い翼なんて付けてあげたいなぁ、と個人的には思ったりしています。

デザインとしては完成していますので、葡萄酒をイメージしたワインレッドや、あえて色を入れずに黒・白・灰色のモノトーンでも綺麗かと思います。黒と白と黄色のタイガースカラーフランドルカラーも面白いかもしれません。

by Hex

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